水没したデジカメの修理（ＩＸＹ ＤＩＧＩＴＡＬ２００編）
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デジタルカメラを誤って、川、お風呂、海、プール、など・・・に落としてしまったり、いきなりの夕立で全身ずぶぬれになったときに、カメラもずぶぬれになってしまったり、机の上に置いた状態で、飲み物をこぼしてしまったりしてデジカメが故障してしまう事があります。
このような場合、メーカーに修理の見積もりをだしてもうらと、新品で買える価格以上の請求が来る事がよくあります、はっきり言って水没したら、新しいものを買ったほうが、まず間違いなく安く済むでしょう・・・・(^^;、水没すると、水没する直前の状態（ズーム機能があるデジカメ）で固まったままになります。
水没したからといって、諦めて捨てはいけません！！なんと売れます！もし、水没して壊れてしまって、オークションで売ることを考えているなら、ネジを開けるのは止めましょう、開けると大抵値段が下がります、まったくの素人がデジカメのような小型の電化製品の小さなネジにジャストフィットするネジ回しを持っていることは、ほとんどないと思います、また、持っていたとしてもネジ穴を壊してしまったり、ねじ山を崩してしまう事があります。さらに、デジカメは、沢山のサイズのネジを使っています、そのネジがどの部分に刺さっていたのかがわからず、適当にさしまう事もあるでしょう。そのような、状態で出品すると、安くなってしまいます。
水没したデジカメを高く売るコツは、ネジを開けたり、水没して、ズームレンズが飛び出たままになってしまっても、無理やり引っ込めたりしないこと、そして、水没の場合、水没してから早ければ早いほど高く売れます。商品説明には、どのように、ジュース、お茶、お風呂、川などにどのようにどのくらい、どの場所が、全部落ちたのか？などの詳細を書く事が重要です。
ズームレンズが飛び出して元に戻らなくなってしまったものを無理やり引っ込めようとすると、デジカメの内部にズームレンズを動かすためのギヤが欠けてしまう事があるので、無理やり押し戻すのはあまりよくないのです、水没してから早ければ早いほどいいのは・・、水没して時間が経つとデジカメ内部でカビが発生してしまうからです、こぼしたものを書く理由は、水＞お茶＞ジュース＞海水の順番で基盤の腐食スピードが異なるからです、海水の場合、最悪です、酸化的要因がとても多いので２−３日でも基盤が腐食しだします。こぼした場所を詳しく書く理由は、大抵、水没したデジカメを落札する人は、部品取り、部品交換による復活、または、クリーニングによる復活を期待しています。水没した部分、状態によってどの部分がつかえるかどうかを判断したいんですよ。
今回修理するＩＸＹ２００は、かばんの中にデジカメを入れた状態で夕立にあってしまったそうです、運悪く全く反応しなくなってしまったそうです。某オークションにて、ジャンク品として落札しました。（７千円）
ジャンク品を高く売るコツは、いじらない事です。 |
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まずは、ボディーを開けます。IXYのネジは、どれも簡単にはずす事ができますが・・・、ボディーを取るのがとても困難です、ネジ以外に、ボディーに凹凸が付いているのでネジをはずしただけでは、ボディーが取れません、無理やり取るとボディーが変形して、ズームボタンが動かなくなったりするのでご注意ください。
凹凸が外れるように、力を加えてあけましょう。。←分かりずらい説明ですいません＾＾；； |
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| ＩＸＹのネジは、場所によってサイズ、色が異なります、、はっきり言って一回はずすとどの部分に刺さっていたのか分からなくなります（爆、どの部分にネジが刺さっていたのか分かるように、紙にネジが刺さっていたパーツの図を書いて刺さっていた部分にネジをテープで貼り付けてどの場所にネジが刺さっていたのかが分かるようにしました。 |
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| 内部の基盤に水カビが生えていました。ＩＣの足がカビでショートしてしまっているのが、電源が入らない主な原因だと思ったので・・・ |
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エアーダスターで水カビを吹き飛ばしました、ここで、いきなり綿棒等で掃除するのは危険です。ICのピンに触れる事は、あまりお勧めできません、なぜなら、ICのピンは非常にデリケートです、また、今回のように水没していると基盤が腐食していて、ちょっとの力でも基盤のパターンがはがれてしまうような事もあります。直接、掃除するのは、最終手段にした方がいいでしょう・・・
たったこれだけの作業であっさりと電源が入るようになりました＾＾；；が、しかし、悲しい事に液晶にエラーが表示されてました(^^;、Ｅ１７と液晶画面に・・・、ＩＸＹのシリーズは、Ｅ？？のエラーの多くは、レンズ部分の駆動系のトラブルです・・、大抵、レンズ部分のギヤを組み直すと解決できます。が、非常に大変です。はっきり言ってかなり難しいです。 |
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側頭部の基盤と、先ほどの腐食した基盤を取り外した状態です。側頭部の基盤を外すには、半田ごてが必要です、ギヤを組み直すには、すべてのパーツを取り外さないといけないんで大変なんですよ(^^;;、大変なのはこれからです（爆
レンズの横にあるギヤを手で無理やり動かしたところ、レンズがズームしました！直りそうだ・・・・ |
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| 全部、バラバラになりました＾＾；、ターミネーターの部品みたいですね（笑、ここまでばらすのに数回半田ごてを使いました。 |
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| ↑がギヤです、欠け、潰れ等ダメージを受けていないようだったので、ギヤを組み直してすべてのパーツを元に戻して、電源を入れると・・・、見事、Ｅ１７のエラーも消えて、レンズが元気に動きました＾＾、液晶には、レンズに写している物体がちゃんとうつり、ズーム、動画、すべての機能が正常に動作しました。完璧です！ |
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庭を撮影してみました。完全に直ってくれたようです＾＾
IXYのシリーズは、Ｅ１？というようなエラーが出てしまうことがあります、これらのエラーの多くは、レンズの駆動部分になにかしらのトラブルが起こっていることがほとんどで、大抵、ギヤを組み直すと直ります。すべてが、駆動部分のエラーではないのでご注意ください。
エラーが出てしまったＩＸＹは、ジャンクとしてオークションに、頻繁に出品されています、修理できる人にとっては、かなりお買い得な商品だと思います。当然の事ですが、正常動作品に比べて格安で落札できます。 |
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